30.4 km/23駅を貫くモノレールが、渋滞の名所だったバンコク東部を一気にショートカット! 乗換え駅の選び方から沿線グルメ、穴場ホテルまで――実際に“歩いて・乗って”検証したリアルな情報をまとめました。
出典: Wikimedia Commons citeturn11view0
項目 | データ |
---|---|
正式名称 | MRT Yellow Line Monorail |
開業 | 2023年6月 |
区間 | Lat Phrao ⇔ Samrong(23駅/約30.4 km) |
運行時間 | 05:30 – 24:00(約8–10 分間隔) |
全線所要 | 約45–50 分 |
運賃 | 15 – 55 バーツ(距離別) |
1. イエローラインを使うべき3つの理由
Bang Kapi 駅付近 citeturn8view0
- 空港アクセスがラク ― Hua Mak 駅でエアポートリンクに徒歩5分で乗換え。
- BTS混雑回避 ― Sukhumvit Line南部(Samrong 以南)の代替ルートとして朝夕ラッシュが緩い。
- 郊外モール&ローカル食 ― Bang Kapi のザ・モール、Si Kritha のゴルフ場、Suan Siam ウォーターパークなど“バンコク在住者の庭”を巡りやすい。
2. 乗換え駅ガイド
乗換駅 | 接続路線 | 乗換え距離 & 目安時間 | ワンポイント |
---|---|---|---|
Lat Phrao (YL01) | MRT Blue Line | エレベータ+連絡通路約250 m/5–7 分 | 通勤ラッシュは改札前が詰まるので早朝が楽。 |
Bang Kapi (YL13) | 将来 Orange Line (2027予定) | 駅直結予定・現在は出口③から徒歩1 分 | オレンジ完成前でもバス路線が豊富。 |
Hua Mak (YL15) | Airport Rail Link | 地上歩道200 m/3–5 分 | スーツケースの場合は階段に注意。 |
Samrong (YL23) | BTS Sukhumvit Line | 高架連絡橋150 m/3 分 | イエロー⇔BTS間は屋根付きで雨でも安心。 |
3. 駅別おすすめスポット&ホテル
YL03 Chok Chai 4 — ローカル屋台天国
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- Chok Chai 4 Market:夕方16 時〜深夜1 時。バーミー・ガイトーン45 Bは必食。
- 宿: The Room Ladprao 71(駅徒歩4分/1泊900 B〜)
YL12 Lat Phrao 71 — カフェ&コワーキング
- Café PERCENT:電源多数・Wi‑Fi下り150 Mbps。
- 宿: AIR Hostel(ドミトリー350 B〜)
YL15 Hua Mak — 空港リンク接続ハブ
- ザ・モール Bang Kapi:フードコートが在住者クオリティ。
- 宿: Cubic Bangkok(4★/駅前/2,100 B)
YL21 Sri Iam — アウトレットで爆買い
- Mega Bangna 無料シャトル:30 分間隔。
- 宿: Novotel Bangna(3,000 B〜)
YL23 Samrong — BTS乗換え終点
- Imperial World Samrong:ローカル百貨店でバミー20 B!
- 宿: Kuun Hotel Sukhumvit(駅直結・1,400 B)
4. チケットと支払い
方法 | 買い方 | メリット・デメリット |
---|---|---|
トークン券 | 自販機で行先タッチ→現金投入 | 面倒だが初回でも確実。 |
Rabbit Card (BTS共通) | 窓口100 B+チャージ | BTS⇔YL間の乗換もワンタッチ。ただしデポジット無。 |
QR決済 | 機械でQR表示→アプリで払う | 現金レス。ただし海外カードは不可なことも。 |
TIP: Hua Mak で空港リンクに乗り継ぐ場合、改札外乗換えのため 30 分以内再入場 で運賃加算が抑えられます。
5. 乗車のコツと注意点
- 先頭車両は撮影スポット:運転席がなく全面展望。写真狙いは平日昼が空きやすい。
- エアコン強め:車内20 ℃前後。羽織り物があると◎。
- ピークは 7 – 9 時/17 – 19 時:Lat Phrao 起点は列形成あり。逆方向にずらすと快適。
- 高架駅=雨天で滑りやすい:特にSamrong側は雨季(5–10月)に注意。
6. よくある質問(FAQ)
Q. スカイトレイン(BTS)と運賃連動しますか?
A. 現時点では別精算ですが、2026 年までに共通IC「Mangmoom Card」に統合予定と公式発表あり。
Q. 車内Wi‑Fiはありますか?
A. まだ未提供。駅構内のAIS/Singtel Free Wi‑Fiが使えます。
Q. 自転車の持ち込みは?
A. 折りたたみ式のみ可、終日OK。
まとめ
イエローラインは“旅行者がまだ少ない穴場モノレール”。市内中心部から伸びる青・緑ラインだけでは味わえないローカル食、郊外ショッピング、そして空港へのスマートな移動――。次のバンコク滞在ではぜひ黄色の軌道を辿ってみてください!
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